読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

私と読書

今週のお題にのってみる。
今週のお題は「私と読書」です&2月の「れいこん賞」発表 - はてなダイアリー日記


ぱっと浮かんだのは「図書館」だった。読書と言えば「図書館」だ。
私の読書のルーツはこれだ。

母に連れられて行った図書館

子供の頃、自転車や車で市営の図書館に毎週のように連れていかれた。幾つの頃からかははっきりしない。それは休日に行われる当たり前のイベントだった。
母はいつも本を読んでいた。晩御飯の後台所を片付け終わったら。風呂を出て布団に入って。内職をしたりパートに出ていた母の数少ない空時間は読書に充てられていた。毎週のように図書館に通っているうちに、私も本を読み出すようになった。小学生の頃だから読む本なんてありふれたものだ。「ズッコケ三人組」とかそのあたりだ。今となっては内容なんて全く覚えていないけど。没頭するように読んだ。唯一、記憶として残っているのは夏休みに読んだ冊数が夏休みの日数よりも多かったことぐらい。私は小学生の夏休みをどう過ごしていたんだろう。小学生時代の夏休みの記憶は、本を読んでいたことと、プールに家族でよく行って、毎回帰りに31(サーティーワン)のアイスクリームを買って帰ったことぐらいだ。チョコミントの刺激的な味がお気に入りだった。


以降、本への興味は薄れたり高まったりしつつ、高校まで進む。で、私の岐路の一つである高校中退を迎える。辞めた理由とかどうでもいいのですっ飛ばすよ。辞めてどうなったかというと、「自由だ!」とかいうんじゃなくて、暇。暇すぎる。で暇を持て余していた私は当たり前のように図書館に通う頻度が増えていくわけだ。借りるられるだけ借りて自転車の籠に入れて帰るのだが、ハンドルが取られそうになる位のときもあった。紙って重いんだよね。
で、このころの本の読み方は二十歳前の感性が伴ってか文学作品系をひたすら読んだ。文庫も置いてあったので太宰・三島あたりも読み漁った。年齢的に誰しもが通る道ではあるかな。ひらりひらり。
とここまで書いていて、なんとも自己回顧になっていて恥ずかしいから時代を飛びます。

久しぶりに図書館行ってきた。

で、この前久しぶりに図書館行ってきた。利用者カード作るのとか凄いワクワクしてしまった。30台手前のいい大人が。東京に引っ越してきてから初だということに気づいて、そんな自分にもびっくりした。全然読んでいなかったわけじゃないけど、「図書館」に来ていなかった。
休日だったこともあってか、結構な人で溢れてた。そういえば「図書館で勉強する」っていうのも青春の1ページだ。学校サボって図書館で勉強していた俺は異端かもしれんが。


実際に図書館に来て本の山に埋もれると、不思議な幸福感に包まれる。図書館の本はほとんどが状態がよくない。それだけ人に読まれたってことだ。今は蔵書もコンピュータ管理されてるけど、昔はスタンプじゃなかった? よく貸し出された本には無数の日付スタンプが押されていた。そんなことを思い出していた私の頬は緩んでいたと思う。勉強せずに携帯をいじっているような学生には見られたかもしれないな。


心の高まりを悟られないように冷静さを保ちつつ、何を借りようかと書棚の間を行ったりきたりしていた。さすがに人気作家の本は無いに等しい。じゃあ、個人的に好きな作家あたりにしようか、いやいや読んだことのない作家にここで出会うのも面白い。などなど思っていたら全然決められない。ほんと頭悩ませてしまった。


迷いに迷った結果、懐かしい本を見つけて借りることにした。この1冊。

平田オリザの仕事〈2〉都市に祝祭はいらない

平田オリザの仕事〈2〉都市に祝祭はいらない

昔に読んで感銘を受けた本だ。タイトルからして秀逸。先ほど読了。
10年以上前に平田オリザが思ったことを今2009年に改めて読めただけで感慨深い。噛み締めてる。しっかりと。