かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

10月の読書記録。

読書日は結構いい加減。月5冊。最近このぐらいのスローなペース。


10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1676ページ

青の炎青の炎
江ノ島〜鎌倉間の海沿いの道をロードで走るというのは何度もやっているのでその場面は特にはっきりと目の前に現出した。ごく身近な大切な人を守るために、殺人を犯してしまう心が脆く、怖く、切ない。自分だったらどうするか。同じように過ちを犯して同じように後悔をして、同じように燃え尽くされてしまう気がする。逃れられぬほど残酷で弱い、人間は。
読了日:10月30日 著者:貴志 祐介


神の子どもたちはみな踊る神の子どもたちはみな踊る
「かえるくん、東京を救う」を知人に勧められて。まさに俺好みだった。どの作品も独特の浮遊感が漂っていて、短い話なんだけど引っかかるものを残していく。
読了日:10月20日 著者:村上 春樹


アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
外見では判断つかない、内面でもテストをしないと人とアンドロイドの区別がつかない、そこまで進化したら、そりゃ恋だってするだろし、アンドロイドに肩入れするだろうし、でも、嫌悪するのも分かるし、もう人間と変わりないよね。っていうのは物語の世界だから楽しいのであって、現実の世界で想像すると、寒気がするぐらい恐い。人間って恐いな。
読了日:10月11日 著者:フィリップ・K・ディック


ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
『だと思った。』この言葉に尽きる。「習慣と信頼」は人を助く。ちゃっちゃと逃げろ!
読了日:10月10日 著者:伊坂 幸太郎


短篇集短篇集
クラフト・エヴィング商會目当て。手の込んだ宝物。石川美南と小川洋子は秀逸。短篇の心地良さ再認識。
読了日:10月07日 著者:クラフトエヴィング商會,石川美南,戌井昭人,円城塔,小川洋子,Comes in a Box,栗田有起,小池昌代,柴崎友香



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