かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

3月の読書記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1296ページ

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
どんどん人が死んでいくけど気持ち悪さがないのが、逆に気持ち悪い(いい意味で)。人工筋肉に覆われた大地はなんだか想像して楽しかった。絶望に近い世界だろうけど。虐殺の文法が凄く気になるけど、知りたくはない。人は見たいものだけしか見ないのであれば、喜んで見たいものを見続けてやりたい。
読了日:03月30日 著者:伊藤 計劃



魔王魔王
この作品とモダンタイムスの間に流れる物語が読みたいです。だって、これからってところで終ってしまうんだもの。伊坂さんズルイ。
読了日:03月10日 著者:伊坂 幸太郎



夏と花火と私の死体 (集英社文庫)夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
死体の視点で物語られるとは。緑さんが花火を背にして笑っている姿は美しくてゾクッとした。無駄がなくてこれを16歳で書いたってのは驚きだ。これが乙一2作目だったけど、他にも読んでみようと思う。
読了日:03月07日 著者:乙一



夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
思わず二足歩行ロボットのステップをしてしまいそうな面白さ。森見さんの描く世界が好き過ぎて堪らない。「偽」ではない「電気ブラン」を思わず買ってしまった。なむなむ。
読了日:03月06日 著者:森見 登美彦



あられもない祈りあられもない祈り
なんだか息苦しくて、島本さんの書くもっと汗の滲むような感情はどこに、という消化不良な感。文章自体は洗練されていってるんだろうと思うんだけど、そこに付いていけてないのは自分の感情が不安定だからだろうか。なんだかボンヤリぼやけてしまってしまった。もっと体温を感じたい。
読了日:03月02日 著者:島本 理生




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