かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

昨日仙台で雹が降ったらしい。

 11月に入った途端に分かり易いぐらいに冬になった。半年の長きにわたって繰り広げられてきたクールビズに別れを告げ、ネクタイをするとなぜか首周りの苦しさを感じるのはなれないだけではない確実な肉体の衰えを感じざるをえず憂鬱。認めたくは無いが冬が確かに訪れていて、体重は増えた。もう抗うことは諦め、寒さに負けぬようカーディガンを羽織る。それでもコートを躊躇するのは、かすかな希望を頂いているわけではもなんでもなく、ただ頭が悪いがゆえだ。こだわらないくていいところにこだわるのは大人になりきれていない証拠だ。


 職場で仕事をしていると突然窓がバラバラと音を立てた。会話が聞こえないぐらいの大きな音を立てたのでビックリした。その時はよっぽど強い雨と風なんだろうか、と思ったのだが、実際は雹が降ったらしい。数分ぐらいの出来事であったが、突然の出来事で、なんだか肩透かしをくらったような、なんだかよくわからないんだけど、久しぶりに思考が止まった。これはいい意味でのことなんだけど、普段仕事に没頭していると(させられていると)、人間はそれに慣れてしまって、当たり前のように感じてしまうけど、通常であればこういう突然の出来事に驚いて、顔見合わせてなんだなんだと騒ぐもんだなと、いうことを思い出したわけで。家に帰って(翌日だけど)その日のことを思い出してこうやって日記を書くことも思い出した。10ヶ月ぐらいかかったよ。今でも月の労働時間は社畜のそれには違いないので肉体的な疲労はそれなりで、走りたいと思っても自転車に乗れず健康的とは言えないにしても、心に余裕は持てるぐらいにはなってきた。わずかに。
 
 11月は楽しみなことがいくつか音楽面であって、それが以前は日常的な楽しみであったのを思い出して、ここでもまた少しは上向いてきたんだと思うと、また気持ちが楽になる。楽しみに待つことが増えていくと、姿勢が良くなり、視線が上向き、足取りが軽くなる。そんなことを思ったので、たまにはこうやってツラツラ書いてみる。


叙景ゼロ番地

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