いつも予約がいっぱいのハズの伊坂幸太郎が、珍しく書棚に並んでいたので借りてきた。伊坂幸太郎は2冊目。もともと余り興味はなかったものの、前に読んだ『チルドレン』がなかなか面白かったし。実はコインロッカーも積んではある。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/15
- メディア: 単行本
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読み終わってから『魔王』の続編であると知る。
実家に忘れてきました。何を? 勇気を。
軽いタッチは鼻につくほどではなくサクサクと読むのに丁度いい具合。
「小説はな、一人一人の人間の身体に沁みていくだけだ」
「じわっと沁みていくんだよ。人の心を動かすわけじゃない。ただ、沁みて、溶ける」
「人間は大きな目的の為に生きているんじゃない」
「もっと小さな目的の為に生きている」
登場人物が相変らず魅力的で笑みがこぼれる。
物語にどっぷり浸かる休日というのも悪くはないものだ。