かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

『これも自分と認めざるを得ない展』は大人のテーマパークだった。

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大人になってしまったら、子供のときのようにはしゃぐこともなくなった、というわけでは全く無い。大人だって笑顔になる。子供のときと違うのは、心臓の鼓動だけで突き動かされるのではなく、脳も使って遊べるようになったのだ。それは悲しいことでも何でもない、寧ろ知覚を刺激されることによるワクワク感は、堪らなく快感。


直感的なものから、打算的なものまで含めて、遊んでってよ、ってな場所が用意されていた。そんな大人の為の遊び場はまた六本木だ。となれば、カジュアルにクロスバイクで六本木。

六本木は自転車に優しい街。


新宿って響きが余計に暑くしている気がする。靖国通りを抜ける。
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曙橋で右折して、信濃町を通過し、
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立ち寄りたい、と思いつつこの日も前を通過するだけの『旅の本屋BOOK246』
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BOOK246 | 「旅」をテーマにセレクトした様々なジャンルの本や雑貨が並ぶ旅の本屋



30分ほどして、ミッドタウンへ。
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駐輪場へGO。
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アクセス|東京ミッドタウン

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ガラガラだった。茹だるような暑さのなか自転車に乗るのは、すでに脳みそが沸騰して一度溶けてしまったそういう自転車ジャンキーぐらいのものか。


都内の自転車移動で困るのは駐輪場の有無だったりするんだけど、そういう意味では六本木は自転車に優しい街。六本木ヒルズにも駐輪場があるし。軽くポタるには格好の場所。なのでこの日の予定もすんなり決まって何の迷いもなく自転車で飛び出したんだった。暑さはとうの昔に諦めていた。それでも駐輪場に自転車を止めた後、しばらくは汗だくで、抹茶スムージーで喉の渇きを潤したら、頭がキンキンになった。

これも自分と認めざるを得ない展@21_21 DESIGN SIGHT

冷えすぎた頭も外気で直ぐに溶ける。溶けすぎる。


芝生を渡って21_21 DESIGN SIGHTへ。
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佐藤雅彦ディレクション『"これも自分と認めざるを得ない"展』
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近年私たちの日常生活では、防犯や、より快適な暮らしを楽しむために、個人を特定する技術や方法が急速に開発され、様々な場面で応用されています。それは言い換えると、例えば指紋や静脈といった人の「属性」が、自分自身から切り離されて一人歩きする社会が、身近に迫っていると言えるのではないでしょうか。

企画展 佐藤雅彦ディレクション 「“これも自分と認めざるをえない”展」


実に楽しかった。
最初に計測した体重や身長などの「属性」が、自分の特定に使われる。
土日は混んでるようで、ギリギリまで粘ったけど一つだけ体験出来なかったのが心残り。
でも、どれもがワクワクする仕掛けだらけ。これぞ大人の為のテーマパーク。

個人的には、作品NO.6の順番待ちしているときに、入り口から入ってくる人の笑顔を見せつけられたのがよかった。見せつけられる度にキュンキュンしていた。(そういう仕掛けが入り口にある)


まだ体験していない人は是非。11月の頭までやってるので。
全部体験したいって人はたっぷり時間を取っておくように。
3分の作品に20人並んだらもう1時間待ちだから。


遊び呆けて閉館時間に外に放り出されたら、当然のように夜なわけで。

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キレイだー


企画展 佐藤雅彦ディレクション 「“これも自分と認めざるをえない”展」
21_21 DESIGN SIGHT



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20100828 roppongi - an album on Flickr