去年の借りを返してきました。
去年、ロードバイクに乗り始めてまず走りたいと思っていた佐渡ロングライド、2度のパンクの影響もあり、途中でタイムオーバーとなって涙を飲んだ。その時点で今年も走ると決めていたのでまた行ってきました。佐渡に。
去年のような悔しい思いはしたくないので、とりあえず作戦を練ってみた。時間をロスしたのはなんと言ってもパンクによるのがでかい。チューブ交換、パッチ処理。どちらにしても時間がかかり過ぎる。こっそりチューブ交換の練習。替えのチューブも3本用意した。今にしても思えば、空気圧が適正じゃなかったんじゃないだろうか、なども思って今年は入念に事前メンテ。事前にショップに点検に行く時間はなかったのでその分自分で手入れをする。
次に、休憩の取り方。前回は各エイドステーション(20k〜40kごとにある補給所)で10分ぐらいづつ休んでいた。これが地味に響いている。ASは必ずしも止まらなくてはならない、というものでは無いんだけど、ついついやすんでしまうもの、今年は飛ばすことはしないものの、補給と軽いストレッチを済ませたら直ぐに出ることに。
次に、ペース配分。前回は天気の良さ+高まりすぎた情熱により、序盤からガツガツ踏み込んでいったら、後半のアップダウンで力尽きた。登り坂に滅法弱いことで定評のあるジョルベルト・ジョルタドールには、佐渡は100km過ぎてからが地獄。160km過ぎてからはなお。メガテン3マニアクスのアマラ深界のような奥へ行けば行くほどドM仕様。なので、序盤は出来るだけ足を使わずに。まあ、そうは言っててもついつい力入っちゃうんですけどね。。
んで、あとは写真を撮る時間。自転車と写真は切り離せない、というか、写真なしならブログに書く必要ないし、とここでまた、ブログに書くために自転車にのるのか紛争再燃だけど。もうそれは、そういうことにしておいて、でもやっぱり写真は撮りたい。ということで、
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さて、前置きが長くなったけど、そろそろ行こーか。
5/14
巷で噂の輪行スタイル。
あっという間に新潟についてフェリー乗船。いざ佐渡ヶ島へ。
と、荒ぶる海にフェリーは大揺れ。。最初の敵は船酔いでした。3階のデッキに水しぶきが飛んでくるレベル。ひたすら遠くを見つめる作業をする1時間半の船旅。
スタートフィニッシュ会場近くのキャンプ場に家を建てます。
今回のキャンプ用に超軽量テントを購入。重さ1.3kg程。決してお安くはないですけど自転車旅の可能性が広がるアイテム。
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受付を済ませに会場に行くと、去年お世話になったMAVICカーがお出迎え。かっこいいすなー。今年はお世話になることなくて良かった。
前夜祭が終わったあとテントに戻って、軽く食事をして、食後のコーヒーなど。
これこれ、こういうのがやりたかったんだよ。弟から略奪したジェットボイルが役に立つ。
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ウルサイぐらいの風の音と波の音に、眠れる気がしなかったけど無理やり20時すぎに消灯。
( ^.^)( -.-)( _ _)
5/15
3時半起床。
当然真っ暗で。でも朝コーヒーを飲んでいる間にあっという間に明るくなってくる。
4時過ぎにスタート集合場所に移動して、さあ、当日。
ながーい1日のスタートです。
メニューから、インターバル撮影の設定を30秒間隔。最大1000枚に設定。
プログラムモードからドライブモードインターバル撮影。スタート。
ちょっとGoogleサイクルジャージじゃないですか!欲しい!
序盤はかなり順調。100km地点の両津BS(弁当ステーション)に10:30着。予定通り。走ってる間に去年のトラブルポイントを通った時にはああ、ここだったなーなんて思いつつ。さあ、こっからが大変。まだ半分。
とにかく皆速い。チームジャージ着て集団で走ってる人は当然ながら、きっつい登り坂をこちとら10km/h切るぐらいのスピードで息も絶え絶えに登ってるのに20km/hぐらいでサクサク登っていく人や、平地で30km/hを切らないようにと走っていたら35km/hぐらいでスイスイ追いぬいて行く人など。自転車に人生をかけている人達がわんさかいる世界。自転車の王国。女性ローディーも結構いて、それも速い。あ、と思っている間にどんどん先へ行ってしまう。きっとたくましいぐらいに悩ましい太ももなんでしょうね。あんな女性になら700×23cのタイヤで引かれてもいい。とは言え、クラブに入って走行会っていうのもどうかと思うし。嘘です僕もクラブに入って女性ローディーと仲良くなって夜のロングライドしたいです。
BSから先はタイム制限付き。前回はここで時間との戦いを強いられたが今回はアドバンテージたっぷり。ではあるものの、いつトラブルが、と思うと力を抜けず、少しでも早く辿り着きたいと思ってしまう。しっかし、どこのASに着いても人が減らない。
150kmを越えると体が悲鳴を挙げだす、太もも、手のひら、背中、ケツ、ち◯こ。。
180km手前の前回跳ね返された激坂へ。
まずはこれを見て欲しい。
標高差はないものの、一本目がMAX11%、2本目がMAX14%。
180km近く走ってきたところでこの坂は、心を折るには十分すぎる。
それでも、平地なら足を付くことを許されても、坂で足を付くことが許されないのが自転車脳。
ああ登りましたさ。というか、この坂を越えるために180km走ってここまで来たんですから。1年かけて。
そして、前回強制送還された地、素浜BS着。足フラフラ。でもあと30km。ここからは未知の領域。
線がキレイに繋がりました。やっとだよ。
ビールが美味しくてたまりませんね。ビールを美味しく飲むには自転車で200kmほど走ればいいんじゃないかな。
そして、ちゃんと撮れてました。
忙しい人のための自転車で佐渡一周。
1285枚。200倍速でお届けする自転車佐渡一周の記憶。
近所の入浴施設「ビューさわた」でのんびりお湯に浸かってキャンプ場に戻るともう日が暮れていて。
( ^.^)( -.-)( _ _)