かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

6月の読書記録。

6月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1216ページ アンダスタンド・メイビー〈下〉上巻から続いて、ちょっと巻き返すかと思ったら、意外な展開に呆然。それでも読み飛ばすことはなかったんだけど、やっぱり読後感はいまいち。無駄なエピソード…

5月の読書記録。

5月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1344ページ デザインの骨格ブログの方もいくつかは読んでたけど、まとめて読むとデザインに対する一貫した考えがよりわかって面白い。いろいろ刺激を受けた。ちなみに「輪郭は物のかたちを理解するときに…

4月の読書記録

4月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1006ページ未来ちゃん素晴らしい!全力で笑って、泣いて、怒って、悲しんで、そんな写真ばかりで笑顔になるしかない。人間という生き物をこれほど愛おしく思えるとは。写真の力すごい。未来ちゃんかわい…

3月の読書記録

3月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1296ページ虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)どんどん人が死んでいくけど気持ち悪さがないのが、逆に気持ち悪い(いい意味で)。人工筋肉に覆われた大地はなんだか想像して楽しかった。絶望…

2月の読書記録

また漫画ばっかだな。 2月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:1313ページ破戒松尾スズキ原作、山本直樹作画。ということで読んでみた。化学反応は起きなかったみたい。読了日:02月28日 著者:松尾 スズキ レッド(5) (イブニングKCDX)「過去…

1月の読書記録

1月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1927ページツナグ「待ち人の心得」で泣いた。まさか辻村作品で泣かされるとは思わなかったな。歩美が感情を露にする辺りの描写が好き。あと、川内倫子のカバー写真が素敵。読了日:01月23日 著者:辻村 …

12月の読書記録。

漫画10冊。小説4冊。年末に漫画にハマった。 12月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:2596ページ聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)父さんの場の空気を読んだベストアンサーで噴いた。相変わらず下らない、けど愛しい二人だ。読了日:12月30日…

11月の読書記録。

11月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2068ページ有頂天家族愛すべき狸一家。愛すべき天狗。愛すべき弁天。森見さんのファンタスティックな世界に嵌りまくって、夜更かしするのも阿呆の血のしからしむるところ。愉快で痛快。食べちゃいたいぐ…

10月の読書記録。

読書日は結構いい加減。月5冊。最近このぐらいのスローなペース。 10月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:1676ページ青の炎江ノ島〜鎌倉間の海沿いの道をロードで走るというのは何度もやっているのでその場面は特にはっきりと目の前に現出した…

9月の読書記録

9月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1907ページ横道世之介風景が止まって5秒。音が消えて5秒。目を閉じて光を閉ざして5秒。少なめに見積もって15秒もの時間をかけて名前を思い出させたい、そんな存在が、そう世之介である。今日もまた一人の…

吉田修一『悪人』

映画化されると聞いて小説を読んで、迷った挙句映画を見てきてた。なんだか悶々と心臓の近くに残っている澱みが、数日経っても消える気配がないのでここに吐き出しておこう。ネタバレしまくり注意。

エクストリーム図書館

予約利用枠が10個ある。そうすると直ぐに読みたい本だけではなく、「読んでおきたいけど借りられれば」という本も予約してしまうのが男の性(?) 利用枠を常に埋めても人気本はたまに連絡が来て、空いたところに新しい予約を入れる。そういうふうに過ごして…

8月の読書記録

8月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:954ページ世界最後の日々自選集その3。山本直樹の妄想の世界は実に楽しいしエロい。読了日:08月29日 著者:山本 直樹 レッド(4) (イブニングKCDX)なぜ「処刑」に向かわせたのか。なぜ狂気に向いていっ…

7月の読書記録

7月の読書メーター読んだ本の数:6冊読んだページ数:1467ページひなた日向:日の当たっている所(大辞林より) それは心地良いはずのところなんだけど、実際「日の当たらない」心にはそれぞれに問題を抱えていたりするもんだ。この作家の人間臭さを鼻につか…

6月の読書記録

6月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:1295ページ日帰り山さんぽ―ほぼ初心者向け! 0泊1日のワイルドな休日 (散歩の達人テーマ版MOOK)散歩にはまって山歩きしたい気分。初心者に優しいガイド本。さてどっから行こうか。読了日:06月30日 著者:…

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読んだら

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』読了。

読書記録

5月の読書メーター読んだ本の数:5冊読んだページ数:2283ページ 1Q84 BOOK 3一日中本を読んでいたのはいつ以来だろう。とうの昔にそういった類の時間の使い方をしなくなっていた。正確には、忘れていた。何度かコーヒーを入れ直して、一日の殆どの時間を費…

1Q84 BOOK3

それはあまりにも長く、そして深い時間だった。 ため息に近い何かが漏れた。外からでは、神経を研ぎ澄まさないかぎり、そうして初めて辛うじて聞こえるであろう音を伴っていた。内からでは、地面の下を流れる地下水脈の猛々しい耳を劈くような、轟音とも思わ…

雲をつかむような話

クラフト・エヴィング商會『クラウド・コレクター―雲をつかむような話』読了。クラウド・コレクター―雲をつかむような話作者: クラフト・エヴィング商會出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1998/11メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 48回この商品を含むブ…

クリス・アンダーソン『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略』

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2009/11/21メディア: ハードカバー購入: 133人 クリック: 3,796回この商品を含むブログ (533件) を見る間違いなく今読んで…

藤沢周『キルリアン』

キルリアン作者: 藤沢周出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (4件) を見る昔に貪り読んだ作家。藤沢周。 たまに文庫でポツポツと読む程度はしていたが。 洗練された文章の美しいこと。脳が…

津村記久子『ポトスライムの舟』

ポトスライムの舟作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/02/05メディア: ハードカバー購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (129件) を見る 『カソウスキの行方』でユーモアに惹かれたので続けて読んでみたけど、どうもしっくりこな…

島本理生『大きな熊が来る前に、おやすみ。』

大きな熊が来る前に、おやすみ。作者: 島本理生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (138件) を見る微熱のような体温を感じる。切なさと温もりと。 選ぶ言葉のリアルさが好き。ちょっと世…

伊坂幸太郎『モダンタイムス』

いつも予約がいっぱいのハズの伊坂幸太郎が、珍しく書棚に並んでいたので借りてきた。伊坂幸太郎は2冊目。もともと余り興味はなかったものの、前に読んだ『チルドレン』がなかなか面白かったし。実はコインロッカーも積んではある。モダンタイムス (Morning …

津村記久子『カソウスキの行方』

カソウスキの行方作者: 津村記久子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/02/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 50回この商品を含むブログ (75件) を見る久しぶりの読書。自分で「1日30分活字と戯れる」なんて書いておいて全く実践できてなかった。 笑い…

島本理生『生まれる森』

生まれる森作者: 島本理生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/29メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (118件) を見る好きな作家だ。と言える一人。 と言っても読んだことあるのは「リトル・バイ・リトル」だけなんだけど。 しっかりと…

川上弘美『夜の公園』

夜の公園作者: 川上弘美出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/04/22メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (126件) を見る なんだか印象が違う。「神様」とか「蛇を踏む」の印象が強いからそのギャップだろうか。作者の独特の「空気感…

舞城王太郎『阿修羅ガール』

阿修羅ガール作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 157回この商品を含むブログ (224件) を見る 読了。最近「読んだことない作家を読んでみようキャンペーン」実施中。 これもまた初舞城。非凡なもの…

伊坂幸太郎『チルドレン』

チルドレン作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/05/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 77回この商品を含むブログ (427件) を見る 初めての伊坂幸太郎。 軽快な語り口で、爽やかな読後感。最初にこれ読んだの正解かな。 登場人物の陣内…

川上未映子『乳と卵』

乳と卵作者: 川上未映子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/02/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 175回この商品を含むブログ (259件) を見るだいぶ前に読み終えていたんだけど、どうにも自分の中に残ってしまっているのでここで書いておく。 その…