かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

俺とあなたと君と。

天気の良さげな4月下旬の週末に妻と散歩がてら北海道神宮に。桜はわずかに咲き始め。皆が見上げているのは梅の花だった。体を硬くするぐらいシンと冷えた空気だけど、柔らかい陽の光が心を緩ませてくれる。
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「桜は来週末ぐらいかなー。その頃また散歩に来れるかな」


翌日深夜、妻の陣痛が始まり、朝方に産院に連れて行く。
当日の昼間に産まれそうとのことで、一度帰宅後、午前中だけ鬼速で仕事して午後休で待機するがなかなか降りて来なくて、翌日午後にやっと爆誕。コロナ禍なので、産まれる瞬間だけ立ち会い可。分娩室は汗だくになりそうな暑い部屋だった。はじめましてこんにちは。

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家にいる人の数が二人から三人になったのが不思議な感じだ。新しい家族は寝ることと泣くことが得意なタイプらしい。


私たち、の意味が変わった。とにかくはっちゃかめっちゃかでドタバタな人生がはじまった。でもワクワクしまくっているし、熱の質が変わったね。モーレツに熱く滾る。そしてこれからどんどん変わっていくだろうなあこの新しい人生が。そりゃもう楽しみで仕方ない。


かつてない早さで過ぎた連休の最終日、桜はいつの間にか散っていて新緑の気配を微かに期待させる。もう少しで遅めの短い夏が来そうだ。昼前にテレビぼーっと見てたら鯉のぼり。


「あ、今日、こどもの日だ」


いままで特別ではなかった日が、なにか特別な日に感じる。
すべてに素人な大人たちは君に振り回される幸せを感じながら一緒に成長いていくのでよろしく頼む。暫くどころかえらい長いこの先を共に歩もうぞ。

ありったけの愛を込めて。