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かくいうもの

いつでもきょうがいちばんたのしいひ

人生に必要な知恵はすべて自転車のサドルの上で学んだ


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自転車抜きには語れない、俺の2010年。



ロードバイクを買ってはや1年が過ぎようとしている。30を過ぎて自転車を始め、ロードバイクを手に入れた2010年。いわば俺的自転車元年といっても過言ではない、といったら大仰か。とにかくもう、一生付き合っていたい存在になってしまった。バイクなら自動車ならそれこそ電車であればあっと言う間に辿りついてしまうところに自転車で向かう。初めてビンディングシューズを履いてペダルに足を固定した途端転んだ。30過ぎて自転車で転ぶ未来をあなたは想像出来ましたか。今となってはペダルに足を固定できないと不安に感じてしまうようになった。極端なぐらいに分り易すぎる人生。

走ったところ。

三浦半島1周してみた。
房総半島を自転車で走ってきた。
初のヒルクライム『自転車で、相模湖へ』
霞ヶ浦でサイクリング
自転車で山手線一周してきた。
自転車で和田峠登ってきた。
自転車で箱根登ってきた。
荒川サイクリングロードで日向ぼっこ。おまけにスカイツリー
多摩湖自転車道でスローライド
自転車で佐渡を走って来た。

ここまでは結構なハイペース。三浦半島走ってから10日後には房総半島行ってるのな。それも1月という寒い時期に。自転車熱が冬の寒さに優っていた頃。佐渡を走るのが当初の目標だったので、毎週とはいかないまでもコンスタントに自転車してた。

曇のち雨、自転車。
ロードバイクに乗り始めてから、初めての夏が来た。
東京近郊のサイクリングロードを渡り歩いて100km
自転車で箱根ターンパイクを登ってきた。
自転車で大垂水峠から牧馬峠を通って宮ヶ瀬湖へ。
自転車で富士山をぐるっと回ってきた。


その後は大体月一ぐらいの自転車人生。仕事が忙しくなって思うように休みを取れないので、なかなか遠出は出来ない。走りたい場所リストが増えていく一方。電車か船がないとそもそも走り出すことができないので、いつになることやら。最後に行った富士山は良かった。

総走行距離2600km。思えばよく走ったものだ。出来れば3000kmにのせたかったところだけど。まあいい。

僕が自転車に乗る理由。

「なぜ自転車に乗るのか」「そこに辿り着きたい場所までの道があるから」

もう、そう応えるしかない。中学生の頃、友達と塾が終わった帰りに、夜の田圃道を暴走したこと、夏に江ノ島までサイクリングに出かけたこと、そういうやんちゃなモノともちょっと違う。自転車が高尚なスポーツであるわけがない。なんだろう。1日に走れる距離はたかがしれていて、写真を撮りながら道草ばかりをしていると、直ぐに日が暮れてしまう。夏はめちゃくちゃに暑くて意識がトリップしそうになるし、冬は冬で顔面が凍りそうになる。それでも、夜明けとともにサドルに跨ってペダルを回すと、ずっと乗り続けていたくなる。頭のどこかの接続回路が間違ってしまっているに違いない。堅牢な峠道を走っても、もう2度と走らないと思うのはそのときだけで、帰って湯舟に使ってビールを飲んでる頃には次はどこに行こうかと考えている。辿り着きたい場所を決めたら、どこをどうやって走って行くかを考える。どんな道かを想像する。GPSロガーでルートを記録する。迷って地図を見たり、道を間違えて引き返したりなんてしょっちゅうだ。そういうのもひっくるめて楽しい。翌日家の前の階段で足が悲鳴をあげることだってあるし、峠登れば未だに全身筋肉痛だ。それでも時間をかけて辿り着いたところには、暖かいコタツや、綺麗な景色や、海の青さとか、空の青さが待っていて。そんな単純なもの。


来年は何処に行こうか。何処を走ろうか。