雨の降るなか白金高輪と銀座で現代美術のハシゴ。
だれもいないまちで@山本現代
まずは白金高輪へ。初めて降りたぞ。
灰色の空に向かってそびえる白金タワー。
駅から徒歩数分のところにあるギャラリー「山本現代」へ。
小林耕平×西尾康之×杉浦慶太のグループ展「だれもいないまちで」。
この展覧会では、小林耕平の「1-10-1」、西尾康之の「蟻塚、ジオラマ」、杉浦慶太の「惑星」の連作という人間の登場しないジオラマの世界や無人の町の風景をモチーフに据えている作品を一同に展示することで、『ひと』への問いを立ち上がらせることを試みます。
YAMAMOTO GENDAI
西尾康之目当てでいったものの、杉浦慶太の写真の美しさに見とれていた。
どうやったらあんなに光を捉えられるんだろう。
ジオラマの向こうに夜の光。なんとも心地よい空間。
「Hollow」小谷元彦展
◆TAB イベント - 小谷元彦 「Hollow」
◆http://www.art-it.asia/u/maisonhermes/b5sRXv1nwJqKI9ujVT6k
山本現代で、小谷元彦の展覧会情報を仕入れたので銀座に移動。
高橋コレクションで見て以来、気になってしかたなかった作家だ。
銀座メゾンエルメスの八階。エルメスなんて入ることないぞ。場違い感ありあり。
エレベーターを降りて、フロアに踏み入れた瞬間、目眩がした。
鮮烈、というよいも、痛烈。
「エクスタシーという状態における痛覚」
造形の美しさもさることながら、ザクザクと切り込まれてくる。
痛み。針で体の奥を突かれたかのようにズキズキと痛む。
だから現代美術は面白い。いい日だった。